2016年旧暦正月（テト）は2月6日（土）～14日（日）までの9連休！

旧正月・テトは、年間を通じてベトナムで最も重要な祝日です。2016年は2月7日（日）が旧暦の大晦日に当たり、2月8日（月）が元旦に当たります。

ベトナムは国が定めた祝日が少ないだけに、テトは長期間の休みを取る時期となります。

労働傷病兵社会省によると、2016年の旧正月（テト）休暇は、公的機関は2016年2月6日（土）～14日（日）までの9連休。2016年は例年のように振替出勤日を設けないとしています。

一般の企業などは、それぞれ独自にお休み期間を取ります。多くのお店やレストランも同様です。

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旧正月（テト）期間中は、航空チケット、ホテル、カフェ・レストランはテト割増料金に

さて、ベトナムでは、家族や親戚が揃って旧正月を祝う習慣があるため、ベトナム人の帰省ラッシュで交通機関やホテルは大混雑。値段も高騰します。この時期に旅行する方は注意が必要です。

例年、テトの1、2週間前からベトナムの各空港は、アメリカやオーストラリア、あるいは台湾、韓国などに住む海外在住のベトナム人、いわゆる越僑や外国人観光客で大混雑となります。

特に移動・宿泊は、普段のプライスから大きく値上げ。国内線・国際線とも航空チケットの値段は、大きく高騰します。飛行機だけでなく、列車、バスともに満席状態。都市の中心部では朝から夜まで交通渋滞が続き、ベトナム国内移動も大変です。

また、ホテルなどの宿泊施設もテト割増料金となります。個人経営のお店は、その多くがシャッターを下ろしています。

期間中、お目当ての観光施設やショップがお休みかどうかは、事前に電話で確認したり、現地で直接、赴いて確かめるしかないようです。お正月三が日以外はオープンしているところもあります。

ところで、何かと縁起をかつぐベトナムでは、テト期間中に人の悪口や喧嘩などの悪い行いはタブーとされています。

Tet 2011 / staffan.scherz

では、この時期、全く旅行に適さないか？　と言えば、普段のベトナムとは違った様子を見るチャンスでもあります。

例えば、ホーチミン市の目抜き通りでは、クリスマスから旧正月（テト）にかけて、華麗なイルミネーションでライトアップされ、幻想的な雰囲気を出しています。

多くのお店が閉まっているとはいえ、ホテル、両替屋、旅行会社などの旅行・観光客向けのお店は営業しています。コンビニエンスストアも営業しているハズです。ただし、レストラン＆カフェはテト割増料金となります。

また、通常は車やバイクで混雑している目抜き通りのグエンフエ通りを中心に、テト期間中は歩行者天国となり、沢山の花で飾られた「フラワーロード」と化します。

昨年は、グエンフエ通りが改修中だったため、ハムギー通りでの開催となりましたが、2016年は再びグエンフエ通りにて。

ちなみに、改修後のグエンフエ通りは2015年4月末に「ベトナム初の歩行者天国」を実現して注目を集めました。

ホーチミン市交通運輸局によると、2016年2月5日（）金）19:00～2月12日（金）22:00の期間、ホーチミン市1区のグエンフエ通り、および周辺の各通りを全車両通行止めとなります。

また、ホーチミン市1区のタオダン公園（Cong vien Tao Dan）、3区の国際広場（Cong truong Quoc te）では、2016年2月3日（水）～2月14日（日）までの期間、2016年の旧正月（テト）を祝う新春花祭りが開催されます。

2016年の花祭りのテーマは「ホーチミン市～平和・繁栄・発展」。数百種類もの花や園芸品、観賞魚などが展示されます。

また、花市が2月1日（月）～7日（日）まで開催されます。ホーチミン市では、1区の「9月23日公園」と「レバンタム公園」、そしてゴーバップ区の「ザーディン公園」の3か所を筆頭に、市内の至るところで花市が催されます。ホーチミン市に限らず、ベトナムの各町で花祭りが催されます。

その他、ホーチミン市1区のゴードゥックケー通り、及びドンコイ通り、マックティブオイ通りでは「ブックストリート」も開催されれます。

そして、旧暦の元旦に当たる2016年2月8日（月）の午前0時からは、旧正月（テト）を迎えるカウントダウン・イベントとして、ホーチミン市内4か所で花火の打ち上げが行われることがアナウンスされています。

恐らく、通りは物凄い人出で目抜き通りは大混雑となるでしょうね！

※ベトナム人の旧正月（テト）の祝い方はベトナム人の旧正月の過ごし方ページを参照。を参照。