ベトナムの安全/危険情報
ベトナム旅行でトホホな事
1991年5月、初めてベトナムを訪れた時のことです。レロイ通りのフォー屋台で美味しいフォーをパク つきました。う~む、美味い! 横では地元のベトナム人が確かに3500ドン支払っているのを確認。 OK! 私も3500ドンを渡そうとすると屋台のアンチャンの顔が急に険しい顔に変身!
「お前は5000ドンだ!」と強く言い放ちます。「な~に言ってるだ! 今さっき、別のお客が同じフォーを 食べて3500ドンだったじゃないか!」と主張しても、顔をぷいっと横に向けて両腕の手のひらを上に向けて ヒラヒラさせます(知らんもんねー的ポーズ)。
もう、こんな光景を何回繰り広げたか分かりません(泣)。いくらがんばっても絶対に現地人価格に ならないことには、正直、かなりゲンナリしました。
「ベトナムって可愛い雑貨でいっぱい?」→う~む、行くと行けばありますが・・・。 「フランス植民地時代の風情が漂う洒落たコロニアル・スタイルを満喫!」 →確かにそうした面もベトナムの魅力の一つには違いないと思います。ベトナム料理も日本人の口に合うし、 ベトナムの民族衣装アオザイも実に優雅です。
しかし、です。日本人旅行者のトラブルが頻発していることも事実です。
例えば、悪名高いホーチミン市のシクロ・ドライバーとのトラブルは、もはや定番です。 スリ、強盗の類も、とかく隙がある日本人は格好の標的になっています。
また、空港から市内へタクシーやミニバスを利用する際にも、ありもしない「観光税」をせびったり、しつこく ホテルを斡旋してくる、といったトラブルも頻発しています。
海外旅行トラブルの定番である「トランプ賭博詐欺」や「睡眠薬強盗」も、日本人が格好のカモに なっています。
こうした事柄の背景の一つには、日本とベトナム間にある圧倒的な経済格差があります。 ベトナムの平均月所得は1万円に届きません。月収がです。 そんな彼ら/彼女らの前では、日本人旅行者は完全にアウエー状態の“カモネギ”です。
日常の買い物でも、とかくお金にシビアなベトナム人にヤワな日本人旅行者は参ってしまいます。
とはいえ、いつもビクビクしていたり、ケチケチしていては、せっかくの旅行の楽しみも無くなって しまいます。常に「ここは日本ではない。外国だ」という意識を持って楽しく旅行したいものです。
ネット上には、様々な危険・安全情報があります。代表的なものを以下にまとめてみました。 探せば、他にもいろいろなサイトがあると思います。ベトナムを始めて訪れる、あるいは何度も訪れている方も 何度も目を通しておくことをオススメします。
ベトナム関連の危険/安全情報リンク集
- 日本外務省
ベトナム社会主義共和国に関する基礎データ、最近のベトナム情勢など。 - 外務省 海外安全情報:ベトナム
日本の外務省が提供するベトナムの危険情報。 - 在ベトナム日本国大使館
在ベトナム日本国大使館の領事・医療 ページ、および安全情報ページには、悪質タクシーによる被害を始め様々なトラブルと対策が具体的な例と共に まとめられている。 - JICA
世界の様子(国別生活情報)では、食生活、交通事情、観光、治安、教育などなどベトナムに関する 情報が「生活情報」と「短期滞在者向情報」としてPDFファイルで提供されている。 - FORTH
厚生労働省検疫所による海外渡航者・旅行業者・医療従事者向けの情報提供サイト。運用は厚生労働省成田空港検疫所。ベトナムの感染症情報もある。